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開催趣旨

新しい年の到来を喜び、人生の節目に幸福を願う気持ちは、古くからさまざまな造形に託されてきました。なかでも、古代中国において不老不死の仙人が住むと考えられた蓬莱山ほうらいさん は、日本では吉祥図として描かれ、長寿を象徴する鶴と亀が添えられた島台などの縁起物としても表されました。 やがて理想郷としての蓬莱山への憧れは、霊峰・富士の姿に重ねられていきます。 また鳳凰ほうおうは、優れた天子が世に現れる兆しとして古代中国で尊ばれた伝説の鳥です。 わが国では、古くより鳳凰は高貴さの象徴として絵画や工芸に取り込まれ、皇室ゆかりの品々には数多く登場します。 そして麒麟きりんから獅子じしも空想上の霊獣ですが、威厳のある凛としたその姿は、泰平の願いをこめて表現されてきました。 本展では、めでたいことの訪れを告げる、これら「瑞祥ずいしょう」の造形美をご紹介します。

老松白鳳図

国宝こくほう動植綵どうしょくさい 老松ろうしょう白鳳図はくほうず伊藤いとう若冲じゃくちゅう
江戸時代、明和3年(1766)頃
【展示期間:2/4~3/2】

本展覧会の3つの見どころ
蓬莱山絵巻

蓬莱山ほうらいさん絵巻えまき上巻(部分)
江戸時代(17~18世紀)
【展示期間:2/4~3/2】

  • 1

    皇室伝来の書跡・絵画・工芸品の中から、蓬莱山や霊峰・富士、松や鶴、亀、宝船に霊獣といった「おめでたい」モチーフの数々が一堂に会します。
    新たな年の幕開けにふさわしい縁起物の美をお楽しみください。

  • 2

    伊藤いとう若冲じゃくちゅうから横山よこやま大観たいかんまで、江戸時代から近代にかけて活躍した作家による日本美術の名品が華やかに彩ります。

  • 3

    新年のひとときを、皇居東御苑内に位置する皇居三の丸尚蔵館で皇室の歴史と文化を感じながらお過ごしいただけます。

主な展示作品
日出処日本

いづるところ日本にほん横山よこやま大観たいかん
昭和15年(1940)
【展示期間:1/4~3/2】

旭日鳳凰図

旭日きょくじつ鳳凰図ほうおうず伊藤いとう若冲じゃくちゅう
江戸時代、宝暦5年(1755)
【展示期間:1/4~2/2】

宝船「長崎丸」

宝船たからぶね長崎ながさきまる」》 江崎えざき栄造えいぞう
大正5年(1916)
【展示期間:1/4~3/2】

麒麟香炉

麒麟きりん香炉こうろ
江戸時代(19世紀)
【展示期間:1/4~3/2】

鳳凰之図

鳳凰ほうおう之図のず結城ゆうき素明そめい
大正14年(1925)
【展示期間:1/4~2/2】

双鶴置物

双鶴そうかく置物おきもの塚田つかだ秀鏡しゅうきょう黒川くろかわ義勝よしかつ
大正4年(1915)
【展示期間:1/4~3/2】

鳳置物

おおとり置物おきもの》 2代 海野うんの美盛よしもり
大正5年(1916)
【展示期間:1/4~3/2】

陶彫唐獅子

陶彫とうちょう唐獅子からじし沼田ぬまた一雅いちが
昭和3年(1928)
【展示期間:1/4~3/2】

※出品作品は全て皇居三の丸尚蔵館収蔵

主な展示作品
日出処日本

いづるところ日本にほん横山よこやま大観たいかん
昭和15年(1940)
【展示期間:1/4~3/2】

鳳凰之図

鳳凰ほうおう之図のず結城ゆうき素明そめい
大正14年(1925)
【展示期間:1/4~2/2】

旭日鳳凰図

旭日きょくじつ鳳凰図ほうおうず伊藤いとう若冲じゃくちゅう
江戸時代、宝暦5年(1755)
【展示期間:1/4~2/2】

双鶴置物

双鶴そうかく置物おきもの塚田つかだ秀鏡しゅうきょう黒川くろかわ義勝よしかつ
大正4年(1915)
【展示期間:1/4~3/2】

宝船「長崎丸」

宝船たからぶね長崎ながさきまる」》 江崎えざき栄造えいぞう
大正5年(1916)
【展示期間:1/4~3/2】

鳳置物

おおとり置物おきもの》 2代 海野うんの美盛よしもり
大正5年(1916)
【展示期間:1/4~3/2】

麒麟香炉

麒麟きりん香炉こうろ
江戸時代(19世紀)
【展示期間:1/4~3/2】

陶彫唐獅子

陶彫とうちょう唐獅子からじし沼田ぬまた一雅いちが
昭和3年(1928)
【展示期間:1/4~3/2】

※出品作品は全て皇居三の丸尚蔵館収蔵

開催概要

名称

瑞祥ずいしょうのかたち
Inviting Fortune :
Auspicious Symbols in Japanese Art

会期

2025年1月4日(土)~3月2日(日)

前期:1月4日(土)~2月2日(日) 
後期:2月4日(火)~3月2日(日)

休館日

月曜日(ただし1月13日と2月24日は開館し、翌火曜日休館)、
2月23日(天皇誕生日)

※その他諸事情により臨時に休館する場合があります

開館時間

午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
※ただし1月7日(火)は午後1時開館

毎週金曜・土曜は夜間開館。
午後8時まで開館。
(入館は午後7時30分まで)
※ただし1月31日(金)と2月28日(金)を除く

入館料

一般 1,000円、大学生 500円

高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、運転免許証、マイナンバーカードなど)をご提示ください。
※障がい者手帳をお持ちの方およびその介護者1名は無料。


当館は、鑑賞環境保持等のため予約優先制としております。
ご来館前に、オンラインでの入館日時指定にご協力をお願いいたします。
会場内に空きがある時間帯は、当日館内でご購入いただけますが、完売時や混雑時はご予約のお客様以外ご入館いただけない場合がございますので、予めご了承ください。
なお、チケット残数はチケット申込サイトからご確認いただけます(電話等によるお問い合わせには応じかねます)。

※障がい者手帳等をお持ちのご本人及びその介護者1名はご予約不要です。

作品件数

46件 
※出品作品は全て皇居三の丸尚蔵館収蔵

主催

皇居三の丸尚蔵館

会場

皇居三の丸尚蔵館

〒100-0001
東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内

ウェブサイト

[皇居三の丸尚蔵館ウェブサイト]
https://shozokan.nich.go.jp/

SNS

[公式 Instagram]
https://www.instagram.com/shozokan_pr/
アカウント名 @shozokan_pr

お問い合わせ

TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

報道に関する
お問い合わせ

皇居三の丸尚蔵館広報事務局(共同PR内)
担当:三井

〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1
銀座松竹スクエア10階
TEL:03-6264-2382
E-mail:shozokan-pr@kyodo-pr.co.jp

関連イベント

展示室 de 作品解説

令和7年(2025)1月10日(金)、
2月7日(金)
午後6時35分~(20分程度)

※参加無料(当日の入館券必要)

詳細はこちら

特別鑑賞会

令和7年(2025)1月31日(金)、
2月28日(金)
午後6時~午後8時まで

※事前申込制・先着順

※有料

詳細はこちら

こども鑑賞会
「はじめのいっぽ」

展示室に並んでいる作品について、当館研究員と一緒に自由に会話しながら鑑賞します。
博物館・美術館は初めて、というお子さんも大歓迎です!

開催概要

日時

令和7年(2025)1月13日(月・祝)、1月19日(日)
各日とも10時~(30分程度)

会場

皇居三の丸尚蔵館・展示室

対象

小学校3~6年生

募集人数

8名(応募者多数の場合は抽選)

参加費

無料、ただし見学を希望される保護者の方は入館料が必要です(事前の予約不要)。

申込方法

詳細はこちら

※当日は保護者同伴で受付ください。プログラム終了後にはお子様のお迎えをお願いいたします。

アクセス

皇居三の丸尚蔵館

〒100-0001 東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内
皇居三の丸尚蔵館は、皇居東御苑内にあります。

[大手門から入門]

地下鉄各線の大手町駅(C13a出口)から徒歩約5分
JR東京駅(丸の内北口)から徒歩約15分

[大手門以外からの入門]

◎平川門から入門:地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から徒歩約10分
◎北桔橋門から入門:地下鉄東西線竹橋駅(1a出口)から徒歩約15分
(月曜日・金曜日閉門、その他皇居東御苑の公開日時に準ずる)

皇居三の丸尚蔵館しょうぞうかんについて

平成元年(1989)に上皇陛下と香淳こうじゅん皇后により、皇室に代々受け継がれた美術品が国に寄贈されたことを機に、その保存と研究、公開を目的として、宮内庁三の丸尚蔵館の名称で、平成5年(1993)11月に皇居東御苑ひがしぎょえん内に開館しました。収蔵品は、各時代を代表する名品が多く含まれており、日本を中心とする東洋の美術工芸品のほか、幅広い時代、地域、分野の品々がみられることが特長です。施設の拡充をはかり令和元年(2019)からは、新館の建設が進められています。令和5年(2023)には管理・運営が宮内庁から独立行政法人国立文化財機構へ移管され、「皇居三の丸尚蔵館」と名称も新たに一部を開館しました。令和8年(2026)に全館開館を予定しています。

尚蔵館外観

皇居三の丸尚蔵館 外観

その他宮内庁の行事等により臨時に休館する場合があります。
最新の情報は当館ウェブサイトまたはハローダイヤル (050-5541-8600) でご確認ください。